昨夜、突然に10mを超える強風が吹き荒れました。
ゴォーと風が唸ると、風を孕んだ網戸が、ガタンパタンと左右に動きます。
川を下る局地的な風のようです。
畑のトンネルや、トウモロコシは大丈夫でしょうか。
日付が変わっても治まる気配はありません。
無残になぎ倒されていく苗を想像してしまいます。
ようやく静かになった早朝、急いで確認しに行きました。
トンネルバンドが効いたようで、トンネルに剥がれたものは無いようです。
トウモロコシも、仮支柱だけで持ちこたえていました!!
ロープを張ろうと準備を始めた所でしたから、気が気ではありませんでした。
本当に無事で良かったです。
不織布トンネルの中の弱虫さんが、一本だけが倒れていますね。
仮支柱を添えて、起こしておきます。
向こう側の株間に播いた枝豆が、揃って発芽していたのは嬉しかったです。
後ほど、全株に仮支柱を添えておきましょう。
被害はこれだけのように思えたのですが、あーらら!!
まともに風を受けたスナックエンドウが座屈して"ズサーー"しています。
風上の支柱が抜けて倒れ、支柱を交差させて結んだ部分が50cm以上もずり落ちていました。
風下側では倒れた壁が通路を塞ぎ、隣の畝にまで覆いかぶさっています。
このままでは収穫も出来ませんね。
杭を打ち、ロープと支柱を使って持ち上げようと試みます。
エンドウの重さは半端なく、僅かしか持ち上がりません。それでも倒れた壁は起きたので、抜けた支柱を差し込み直し、下がった結び目も結び直します。
座屈したままですが、とりあえず、起き上がりました。
風下側に倒れていた壁も立ち、収穫できるようになりました。
朝から重労働です。
ネットの上側に横木を渡しておけば、座屈は避けられたと思います。
去年もキュウリに横木を渡さず座屈させたのに、エンドウなら大丈夫かと高をくくっていました。
手を抜いた分は、こうして返って来るのですね。
スナックエンドウの手前半分は、花も終わりに近づき、収穫のピークを迎えています。
時差播きした奥半分は、今が花の真っ盛りで、少しづつ実が入り始めていました。
嬉しい豊作なのですが、中腰での収穫は、腰痛持ちにはちょっとした苦行です。
こんなにも作らなければ良かった、と、心の片隅で思います。
昨年の不作に、不満ぷりぷりだったばあばへの意地で、倍以上もの種を播いたのは誰でしょうね。
無意味な意地を張ったが為に、トホホ・・です。
一方、風に向かって縦に並んでいるグリンピースには、全く被害はありませんでした。
美味しそうに莢がぷっくりと膨らんで来ています。
楽しみです!大好きです!
その隣で、雨よけ無しの極早生タマネギ「絹てまり」が、完全に倒伏しています。
雨よけをした「絹てまり」は、すでに全部抜いて乾かし、雨の前に軒下に移動済みです。
どちらもあれから苔立ちせず、葉ばかりが繁るツルボケ?もなく、病気にも打ち勝ち、なんとか収穫まで育ってくれました。
倒れたこのままで1週間、更に玉太りするのを待ちます。
雨よけをした「絹てまり」以上に、しっかりと太りそうです。
極早生の奥に立っている晩生「もみじ3号」は、まだまだしっかりと立っています。
このまま病気が悪化することなく、梅雨入りまでに収穫・乾燥・保存まで出来ると良いのですが、お天気次第でしょうか。
気がかりなのは、少し肥料切れっぽく、葉の色が薄くなって来ました。
今更追肥も出来ませんし、あと1ヶ月、頑張って!!
その横で、不織布が強風にめくれあがったナスとパプリカの畝です。
仮支柱を立てていたので、苗は全てしっかりと立っていました。
けれどもパプリカは、かなりの葉が痛んでいます。
折れた葉もあります。
不織布の中で軟弱に育っていたのに、いきなりの強風ですからね。こめんなさい。
アブラムシ退治をしようと、不織布をきちんと止めていなかったのです。
そのアブラムシは、まだ新芽の付近にポツリポツリと残り、大繁殖を狙っていました。
刷毛を使って、丁寧に丁寧に払い落としておきます。
根気のいる作業です。ふぅ~。
最後に、もう一つ心配だった、四季成り大粒イチゴです。赤い実をつけ始めたのに、傷だらけになっているのではと。
実も、葉も、敷き藁も、全く無傷でした!
幸いな事に、風上の防虫ネット+ 遮光ネットのトンネルが、強風を遮っていたようです。
お祝いに、今日も一粒、いただきます。
はい、とっても美味しいです!!
おまけのズッキーニです。
2つ目の花が開いていました。けれど、何か違和感です。
受粉しようと気が付きました。
ああ、そうです、雄花が咲いていないのですね。
小さな雄花の芽が準備中で、数日中には開きそうです。
雌花と一緒に咲いて欲しかったですね。
と言うような事で、実害がなくて、本当に安堵しました。
めでたし、めでたし!!です。