待ち焦がれた雨も、汗だくの作業着を濡らして去って行きました。
水を含んだ人参の種たちが、早く播いて!と訴えています。
雨に濡れて涼しくなった中、マルチに筋蒔き用の切り込みを入れます。
しっとりと濡れたベッドにやっと「新黒田五寸」と「本紅金時」が播けました。
乾燥防止の不織布をべた掛けし、遮光ネットのトンネルで日焼けガードします。
芽だしをしていないので、無事に発芽してくれたらいいのですが。
次は白菜です。
梅雨明け以来雨が無く、バケツで川の水を汲んでいましたが、しっかりかけたつもりでも中まで水が浸み込むまでに至りません。
倉庫からエンジンポンプを持ち出し、畝にも畝間にも水溜りが出来る程、朝夕朝夕とたっぷりとかけておきました。
ところが!です。
畝立てしようとクワを入れると、濡れていたのは上5cm程で、掘っても掘っても、更に掘っても乾いた土しかありません。
予想以上の乾燥に、愕然とします。
横着をせず掘り起こして、しっかりと潅水しておくべきでした。
でも、もう播かないと、、、。
セルトレイやポットに播いても、この猛暑の中で植付まで育てる自信がありません。う~~ん。
外気温や乾燥にも影響が少ない発泡スチロールを発見し、野菜の土と種まき培土を入れて筋蒔きする事にしました。
虫対策として、野菜の土を入れる前に網戸を張り替えた残りを敷き土を入れて馴染むまで待ちます。
3列播いて不織布をかけ、防虫網でゆったりと土を包みます。
去年の失敗を繰り返さないよう遮光ネットをかぶせ、葦簀の影に置いて発芽を待ちます。
おまけのサラダ春菊です。
湿らせたキッチンペーパーの上で、畝の湿りが馴染むまで放置されていました。
たった80*120の畝を湿らせるのに、バケツに3杯ですから。
発芽して緑色になった芽もありましたが、そのままキッチンペーパーから振るい落としてばら撒きにします。
春菊はなぜか丁寧に播くと必ず失敗するので、土を投げつけるようにして覆土します。
仕上げの不織布と遮光ネットだけは、丁寧にかけておきました。
降った雨は跡形もなく消えていて、ため息です。
水やりをサボれる日が来るのでしょうか。