2013年7月1日月曜日

ブロッコリー 栽培法

野菜作りのイロハから勉強中です。参考にしたページを転載させて頂いています。

ブロッコリー ( タキイ種苗  http://www.takii.co.jp/tsk/hinmoku/abr/p2_bdy.html )

ブロッコリーの住みやすい環境
 耐暑・耐寒性は強いが、生育には温暖な気候が望ましいでしょう。
発芽適温
最適温度は20~25℃です。
生育適温
適温は15~20℃です。
花芽分化
低温によりますが、低温感応の温度と苗の大きさは品種によって異なります。
花蕾の発育適温
良質の花蕾をとるには15~18℃が適温です。


ブロッコリーの花芽分化と花蕾の発育
 緑色植物春化型(グリーンプラントバーナリゼーション)
キャベツと異なりブロッコリーはトウ立ちをした蕾(花蕾)を利用する野菜です。したがって成長点が花芽分化をして、蕾を形成する必要があります。
ブロッコリーは栄養生長(茎葉の発育)を十分経過して一定の大きさに達した苗が、ある期間連続して低温にあうと花芽分化し、生殖生長に移行します。花芽 分化の後、花蕾を形成し、肥大します。この低温感応する苗の大きさと温度は品種によって異なり、低温遭遇期間も品種差があります。


品種と花芽分化の条件(一定温度での状態)の目安
早晩生 必要な低温の程度 必要な苗の大きさ
(最低限播種後日数)
展開葉数 必要な低温の期間
極早生種 20~23℃ 小(20~35日以上) 7~8枚  短(30日以上)
早生種 17~18℃ 中(35~40日以上) 7~8枚  中(40日以上)
中生種 12℃前後 中(35~40日以上) 10~12枚  中(40日以上)
晩生種 5℃以下 大(40日以上) 12~15枚  長(50~60日以上)
・花蕾の発育も同傾向。
・小苗ほど低温期間必要、大苗ほど期間が短い。



  ブロッコリー栽培のポイント
(1) 床土の準備
 土づくりと輪作により連鎖障害を回避します。完熟堆肥を施用し、吸収量にあわせた適量施肥に努めます。土壌酸度pHは6~6.5に矯正します。下記はおおよその目安としてください。
・極早生~中早生
N:P:K=20~25:20:20~25kg
早生種は元肥主力、中早生は元肥2/3残り追肥。
・中生~中晩生
N:P:K=25~30:25:25~30kg
中晩生種は緩効性肥料を中心に元肥1/2残り追肥。
(2) 苗作り
 苗質の均一のものを用い、生育をそろえます(発芽を斉一にし、根量の多いガッチリした苗作り)。
(3) 定植
 秋冬作は本葉4~5枚の苗を、株間33~35cmに4,500本/10aくらいを目安に定植します。春夏作では本葉5~6枚のやや大苗を、株間35~40cm目安に10a当たり3,600~4,000本程度定植します。

ブロッコリーの栽培型と適品種
作  型 播種期 収穫期 適 品 種 例 注  意  点
夏まき年内どり 7月中旬~
8月上旬
10月中旬~
11月中旬
ハイツSP、グリーンパラソル、シャスター、トップギア 栽培容易。中期以降の肥効はゆっくり効かせます(花蕾形成期以降から出蕾まで)。
夏まき冬どり 8月上中旬 1~3月 キャッスル、グリーンビューティ、エンデバーSP、メガドーム そろいのよい健苗で植え傷みを防ぎます。
乾燥・肥切れ、アントシアンの着色に注意。
秋まき春どり 9月下旬~
10月上旬
3月中旬~
4月中旬
チャレンジャー 中晩生種で10月下~11月上旬まき。年内定植。
春まき初夏どり 1~2月 4~6月 ハイツSP、グリーンパラソル、フォレスト、トップギア 気温が急激に上昇しバランスが崩れやすい。育苗温度に留意し活着促進。一気に仕上げます。
冷涼地夏秋どり 3~6月 6~10月 ハイツSP、グリーンパラソル、フォレスト 上記と同じ注意をするとともに後半の高温乾燥や多湿に対応。